伝統と革新!四国で味わいたいご当地鍋!
瀬戸内海と四国山地の豊かな自然に囲まれた四国は、日本有数のグルメな場所です。
今回は、そんな四国で味わいたいご当地鍋をご紹介します!
やっぱり鍋にも「うどん」な香川
今ではすっかり「うどん県」の名前で通ってしまっている香川県。
鍋にも入れるのもやっぱり「うどん」な辺り、期待を裏切りませんね。
・打ち込みうどん(打ち込み汁)
かつて香川の農村で日常食として食べられていた、地元でもポピュラーな料理です。ただの鍋焼きうどんと違うのは、大量の打ち粉を使うこと。
そのため、鍋の色も白みがかっているのが特徴なんです!
・源平鍋
ダイコンの白色(源氏)とニンジンの赤色(平家)、さらにナルトを加えて源平の四国合戦を再現した寄せ鍋です。平安時代に、地元香川の人々が勝者である源氏を祝して振舞ったものが始まりだそうです。
「香川なのに鳴門(徳島)なのか」というツッコミもありますが、気にしないでいただきまょう。
シメには、うどんが登場するのもお約束。
新料理の開発にいそしむ徳島
徳島県には、そば米雑炊やハモ鍋といった伝統料理もありますが、徳島ラーメンや鍋など新しい料理の研究にも力が入っているようです。
・お美姫鍋(おみきなべ)
醤油や味噌をベースにした出汁に「末広がりになりますように」と肉や野菜など8種類の食材を加えた鍋です。シメには名産の「半田そうめん」を使います。
・南阿波鍋
徳島県南部の自治体によって開発された新しい鍋の総称です。各市や町によって具材も違い、ゆずにタケノコ、イカスミに伊勢エビや阿波尾鶏などバラエティあふれる鍋を食べ比べするのも楽しいかも?
愛媛の芋煮ときじ鍋も見逃せない
ミカンやイヨカンといった柑橘類が特産の愛媛県。
しかし、愛媛の味覚はそれだけではないのです。
・芋煮
芋煮といえば、山形をはじめ寒いところの印象ですが、実は四国愛媛も負けてないんです!サトイモに鶏肉、瀬戸内でとれたタコやジャコといった海の幸もふんだんに使います。
・きじ鍋
愛媛では特に鬼北町がキジの一大産地になっており、町民約1万人対して、なんと年間約1万5千羽!のキジが生産されています。きじ鍋はお肉が柔らかいうちに食べるのがポイントで、そのままでもポン酢につけても美味。
軍鶏鍋以外にも!高知の鍋
高知と言えば龍馬の好物だったと言われる「軍鶏鍋」が有名ですが「カツオの一本釣り」に代表される海の幸を使った鍋も忘れちゃいけませんよ?
・クエ鍋
スズキの仲間である高級魚「クエ」を使った一品。クエはベテランの漁師でさえ月に1本捕まえられるかといった魚で、その肉厚な白味の味は「フグにも勝る」と珍重されてきました。
昆布ベースの出汁で煮込んだクエは、ボリュームがありながらとろけるような食感です。
・清水サバのしゃぶしゃぶ
県南西部の土佐清水を中心に、高知ではサバの水揚げもさかんです。新鮮なサバを、ここではちょっと趣向を変えて「しゃぶしゃぶ」でいただきます。
脂ののったサバのしゃぶしゃぶで、刺身や煮物とも違ったサバの新境地を味わえるでしょう。
四国4県、それぞれにバラエティ豊かな鍋料理があります。
みなさんも、四国を訪れた際には、今回ご紹介したご当地鍋を味わってみませんか?