佐賀県の観光スポット「武雄温泉」は美人の湯!?
皆さんは佐賀県の観光スポットをどれくらいご存知ですか?
佐賀県の観光地を知らない方は多いかもしれませんが「吉野ヶ里」や「唐津城」など、佐賀県にはたくさんの観光スポットがあるのです。
今回はその中から、別名「美人の湯」とも呼ばれている「武雄温泉」についてご紹介したいと思います。
■武雄温泉とは?
佐賀県武雄市にある「武雄温泉」の歴史はとても古く、温泉として開かれたのは今から1300年も前のことだといわれています。
そのため武雄市観光協会の記録よると、武雄温泉はその長い歴史の中で宮本武蔵や伊能忠敬、伊達政宗といった、誰もが知る多くの偉人に利用されてきたといいます。
温泉街のシンボルとなっている楼門は、今から100年前の1914年(大正3年)に完成しており、2005年7月には国の重要文化財に指定されています。
■武雄温泉の魅力
武雄温泉とその周辺の地域には、観光客が喜ぶようなさまざまな魅力があります。
○6種類の浴場
武雄温泉には以下の6種類の浴場が用意されています。
・元湯
高い天井と広い浴槽がある、レトロな雰囲気が漂うお風呂
・蓬莱湯
ジェットバスもある、高級感のあるお風呂
・鷺乃湯
露天風呂とサウナの付いた温泉施設
・殿様湯
江戸時代中期に武雄鍋島氏の専用風呂として造られた、総大理石のお風呂
・家老湯
4畳半の控室もある、家族連れに人気のお風呂
・柄崎亭
全5室ある、唯一の貸し切り風呂
○武雄温泉街
武雄温泉の周りには温泉街が広がっており、温泉街は約20軒もの旅館が立ち並ぶ宿場町となっています。
また窯元が多いことから温泉街では毎月陶器市が開かれており、さらに毎週日曜の朝には楼門前の温泉通りで朝市も開催されています。
○武雄温泉物産館
西九州の土産物や地元の特産品などを取り揃えた物産館です。
館内には観光案内の窓口があり、温泉街はもちろん、御船山楽園、宇宙科学館、武雄市図書館などへの案内も行っています。
また館内にあるセルフサービス方式のお惣菜料理屋である「おっ母さんの一膳めし屋」は、多くのメディアでも取り上げられている名店となっています。
○豊臣秀吉が残した「入浴心得」がある
かつて豊臣秀吉が多くの兵士と共に武雄温泉を利用したという記録が残されており、そのとき秀吉は兵士達が地域の住民に迷惑をかけないように、入浴時の注意書きを記した「入浴心得」を書いて兵士達に見せたそうです。
その「入浴心得」の実物は、温泉の新館に行けば見ることができます。
○周辺地域にも名所がいっぱい!
武雄温泉や温泉街だけでなく、その周辺地域にも樹齢3000年を誇る国の天然記念物である「川古の大楠」や、春になるとツツジが園内一面に咲きほこる「御船山楽園」などの観光スポットがあります。
■武雄温泉は「美人の湯!?」
武雄温泉はその泉質から、女性の人気を集めています。
武雄温泉の泉質は弱アルカリ性で保湿性が高く、浸かることで肌が源泉になじんでしっとりするため、入ると美人になる「美人の湯」と称されているのです。
また疲労回復や神経痛を和らげる効能もあるそうなので、武雄温泉は女性だけでなく男性の方達にもオススメしたい観光スポットとなっています。
九州北部を訪れた際には、ぜひ佐賀県の武雄温泉に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?