日本三名城の1つ!福岡からでも足を伸ばしたい熊本城
福岡までせっかく来たのなら、ちょっと頑張ってお隣の熊本県にも足を伸ばして欲しいと思います。
そこでぜひ訪れてもらいたいスポットが「熊本城」です。
日本三名城として選ばれるだけあって、熊本城には日本のお城の面白さが詰まっています。
熊本城の魅力をたっぷりご紹介します。
■熊本城ってどんなお城?
熊本城は「日本三名城」の1つとされ、戦国武将の加藤清正が築城し肥後細川家の居城として江戸時代以降に城下町と共に繁栄しました。
明治時代の西南戦争で一部は焼失してしまいましたが、昭和8年に熊本城全域が国史跡に、建造物が国宝に指定されます。
その後、昭和35年には天守閣が、平成20年には本丸御殿大広間が復元され、今後も復元が続けられる予定です。
■熊本城天守閣からの眺め
西南戦争で焼失した天守閣も現在は復元されて展望台となっています。
大天守の急な階段をハラハラしながら登るのもなかなかの醍醐味があるでしょう。
最上階まで登ると360度の大パノラマが楽しめ、熊本市内の風景や遠くの阿蘇の山々を臨むことができます。
■本丸御殿
本丸御殿も西南戦争で焼失しましたが、平成20年に築城400年を記念して復元されています。
見るものを圧倒する絢爛豪華な茶室や大広間からは大名の豪華な生活が伺えます。
特に金色一色に輝く「昭君之間」は素晴らしいものがあります。
中国・漢の時代の宮女・王昭君の色鮮やかな障壁画、天井にある60枚の天井画、それぞれがとても荘厳な雰囲気を醸し出しているのです。
■宇土櫓(うとやぐら)
本丸の西北隅には20メートルの高石垣の上に、3層5階地下1階、地上約19メートルの櫓があります。
これは天守閣並みの構造と大きさを誇っており、現存する貴重な櫓としても有名なものです。
宇土地域を治めていた小西行長が関が原の戦いで戦死し、清正が召し抱えて櫓をこの一団に管理させたことが名前の由来です。
国指定の重要文化財ですが、内部を一般公開しているので、この機会にぜひ見ておきましょう。
また、宇土櫓の屋根には鯱がのせられており、青銅製で高96センチ、重さ約60キロの存在感ある姿を見ることができます。
■闇り通路(くらがりつうろ)
熊本城の本丸御殿は2つの石垣を跨いで建築されており、御殿への正式な入口である「闇り御門」と御殿の真下にある通路がつながっています。
このような通路は日本の他の城には用いられておらず、その珍しさから「闇り通路」と呼ばれ見所となっています。
通路内はほのかにライトアップされ、熊本城が歩んできた歴史を幻想的な雰囲気で感じ取ることができます。
■湧々座(わくわくざ)
熊本城のすぐ裏手にある「歴史文化体験施設・湧々座」は熊本城の歴史を分かりやすく体感できる施設です。
放映されるドラマや展示されている鎧や着物を見れば、当時の人々の暮らし感じることができます。
また、様々な体験ができるもの魅力です。
お姫様が乗る籠を担いだり、乗ることもできます。
重い甲冑を身に付けたり、殿様や姫様の着物を着て記念撮影など、普段はできない体験を通して様々な思いにふけることができます。
熊本城が「日本三名城」に名を連ねているのは何故なのか、それは実際に見なければ分からないものです。
熊本城へは、福岡空港から地下鉄と新幹線を使って1時間半ほどかかりますが、その時間をかけて見に行くだけの価値があります。
せっかく九州は福岡まで来たのなら、熊本にも立ち寄って熊本城の魅力を肌で感じてみてください。