お伊勢参りを楽しむために 伊勢神宮の歴史と参拝方法を知る| アイツアー
このエントリーをはてなブックマークに追加

お伊勢参りを楽しむために 伊勢神宮の歴史と参拝方法を知る

お伊勢参りを楽しむために 伊勢神宮の歴史と参拝方法を知る

「お伊勢さん」と呼ばれ、遥か昔の時代から人々に親しまれてきた伊勢神宮。

平成25年に行われた式年遷宮以降はさらに注目を集め、全国各地から多くの人々が訪れる、日本でも有数の大人気スポットです。
今回は、伊勢神宮を訪れる前に知っておきたい基本知識と参拝方法についてお話します。

伊勢神宮とは

伊勢神宮には二千年の歴史があり、日本で最も格式が高いとされる神社です。
正式な名称は「神宮」で、有名な内宮と外宮に加え、14の別宮、43の摂社、24の末社、42の所管社を含めた125社の総称です。
主祭神は天照大御神と豊受大御神の2柱で、それぞれが内宮、外宮に祀られています。

天照大御神は皇室の祖先とされている神様で、かつては皇族・貴族の参拝しか許されませんでした。
平安時代末期に律令制が緩んでからは、現代まで続く「お伊勢参り」の神宮信仰が庶民にも広がりました。

参拝の習わし

せっかく伊勢神宮にお参りするなら、古くからの習わしに則った正しい作法で参拝したいものです。
それぞれのお社をゆっくりと巡るのが1番の理想ですが、なかなか時間に余裕がないという方も多いと思います。

余裕がない方でも、せめて外宮、内宮の両宮だけはお参りするようにしましょう。
どちらか片方だけをお参りするのは「片参り」と呼ばれ、避けるべきとされています。

■参拝は外宮から
お伊勢参りでは、古来より外宮から内宮の順でお参りするのが習わしとされています。
伊勢神宮で行われるさまざまな行事も、「外宮先祭」として外宮から先に行われているんですよ。
それぞれの場所に着いたら、まずはご祭神の祀られているご正宮にお参りし、その後で別宮を周るようにしましょう。

■参道の中央は歩かない
参道の中央は「正中」と呼ばれる神様が通る道です。
外宮の参道は左側、内宮の参道は右側を歩くようにしてください。
鳥居を通る前には1度立ち止まり、一礼してから進むのが一般的な神社の作法です。

■拝礼は「二拝二拍手一拝」で
お参りは姿勢を正し、以下の手順で行います。

1. 二回深くお辞儀をする
2. 胸の高さで両手を合わせる
手を合わせたら、右手を少し下にずらしてから二度拍手をし、再び両手を合わせて祈りを込めたら手を下ろしましょう。
3. もう一度お辞儀をして神様を送りだす

ご正宮では日頃の感謝をお伝えし、お願い事は第一の別宮でするようにしましょう。

オススメお参りグルメ

オススメお参りグルメ

伊勢神宮の横には「おかげ横丁」という人気の観光スポットがあります。
江戸時代から明治時代にかけての門前町を再現した町には、伊勢を代表するお食事・お土産屋さんが並んでいます。
中でも特にオススメなのは「赤福本店」です。

お伊勢参りのお土産に欠かせない赤福の、できたての品が食べられるのはここだけ。
ぜひともお店で手作りされている赤福を召し上がってみてください。

いかがでしたか?
実際に訪れたことがある方も、これから訪れる予定の方も、歴史や参拝の作法を知ることでより伊勢神宮の魅力に触れることが出来るのではないでしょうか。
お参りの後は、おかげ横丁で赤福や伊勢うどんなどの名物でお腹を満たすのも良いですね。

■中部国際空港からのアクセス
○船の場合
中部国際空港(高速船)→津なぎさまち(三重交通バス)→津駅(JR快速みえ)→伊勢

中部国際空港(高速船)→松阪港(空港アクセス線・三雲松阪線)→松阪駅(JR快速みえ)→伊勢

○鉄道の場合
中部国際空港(名鉄空港特急)→名古屋駅(JR快速みえ)→伊勢

○バスの場合
中部国際空港(三重交通高速バス)→近鉄四日市駅(近鉄特急)→伊勢