徳島の熱い夏!四国一有名な祭り「阿波踊り」の魅力
江戸時代より400年の歴史がある阿波踊りは、今や日本にとどまらず世界的に知られた祭りの1つ。
徳島市の阿波踊りは8月12~15日の4日間に渡って開催されます。
踊り子約10万人、見物客はのべ約130万人と市内は多くの人々の熱狂で包まれます。
ここでは、そんな阿波踊りの歴史や魅力、一緒に楽しみたい徳島グルメについてご紹介します。
■阿波踊りの歴史と特徴
400年以上の歴史を持つ阿波踊りですが、そのルーツは詳細には分かっていません。
「徳島城築城を祝って町の人々が踊ったもの」「能のルーツにあたる風流踊りが派生したもの」「盆踊りが進化したもの」と、その起源には大きく3つの説があります。
阿波踊りが盛んに踊られるようになったのは、徳島藩を開いた蜂須賀家政が徳島入りした天正14年(1586年)以降といわれ、地元商人のバックアップもあり、祭りの規模は年々大きくなっていったようです。
阿波踊りといえば、踊り子の女性がかぶる笠と、2拍子の軽快なリズム、「ヤットサー」「ヤットヤット」といった独特な掛け声が印象的ですよね。
この笠は「鳥追い笠」と呼ばれ、もともとは農作業中に害鳥から身を守るためにかぶられていたものです。
笠を目深にかぶることで、うなじを強調し、より優雅で妖艶な雰囲気をかもし出すと言われます。
■年中阿波踊りが楽しめる?「阿波踊り会館」
徳島市内を一望できる眉山のふもとにある阿波踊り会館は、世界に誇れる伝統文化である阿波踊りの保存、普及のために建てられました。
阿波踊りのシーズンは毎年お盆の辺りですが、館内では専属連「阿波の風」による阿波踊りが1年を通じて楽しめるだけでなく、来館者も一緒に踊ることができます。
「踊る阿呆に見る阿呆、同じ阿呆なら踊らにゃそんそん」と、阿波踊りの世界を体験しましょう。
■徳島グルメも一緒に楽しもう
せっかく徳島に訪れたのですから、地元の味覚も一緒に味わいましょう。
瀬戸内の豊かな自然に囲まれた徳島は、グルメも豊富な街なのです。
・徳島ラーメン
徳島ラーメンは、こってりとした豚骨しょう油スープ、豚バラ肉と生卵をトッピングしたものがメジャーです。
しかし、魚介ベースや鶏がらを使用したものなど、さまざまなバリエーションがあり、お気に入りの一杯を探す楽しみがあります。
・そば米雑炊
そばの実をゆでてから乾燥させ、皮を取り除いたものが「そば米」です。
米の代わりにそば米を使ったそば米雑炊は、プチプチとしたそばの食感と香りが楽しい一品です。
・阿波牛
徳島の自然の中で育った阿波牛は、きめ細やかで、適度な弾力のある肉質を持つ黒毛和牛です。
ステーキ、しゃぶしゃぶ、ハンバーグと、どんな料理にも合います。
・ハモ
京料理でおなじみの食材ハモですが、徳島は日本有数の水揚げ量を誇ります。
旬は5~8月、10~12月と年2回あり、この時期には脂がのって甘みのあるハモを味わえます。
花びらのような湯引きはハモ料理の定番です。梅肉でさっぱりと頂きましょう。
そのほかお吸い物やてんぷらなど様々な楽しみ方が出来ます。
阿波踊りだけでなく、グルメも楽しめる徳島市へは、徳島空港への空路が便利です。
本場の阿波踊りとさまざまな味覚を体感しに、みなさんも徳島市をぜひ訪れてみてください。