ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスってどう違うの?| アイツアー
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ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスってどう違うの?

ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスってどう違うの?

飛行機には座席のランクが存在します。
1人当たりの専有面積やサービス内容によって別れるクラスの種類は「ファーストクラス」「ビジネスクラス」「エコノミークラス」ですが、近年では国内線でこれらの区分は姿を消しつつあります。
このところ航空業界で大きな位置を占めるようになった格安航空会社、いわゆるLCCに至っては基本的にエコノミークラス限定。

エコノミークラスは最も1席当たりの専有面積が狭いので、1回のフライトで運べる乗客の人数を多く確保できます。
LCCはそうして単価を下げつつも利益を確保しているというわけです。

ファーストクラスのサービス内容

ファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスってどう違うの?

ファーストクラスの座席は広く取られていて、飛行機という小さな密閉空間の面積から考えると非常に贅沢な作りをしています。
ただし、近年の動向ではファーストクラスを廃止する国内便が多く、ANAの場合、座席タイプは「プレミアムクラス」と「エコノミークラス」の2種類のみ。
JALでもすべての便にファーストクラスが設置されているわけではありません。

JALのファーストクラス、クラスJのサービス内容。あわせてANAのサービス内容をご紹介しましょう。

JALのファーストクラス

普通席にプラス8,000円でファーストクラスに格上げできます。
777-200型機の前方に14席、767-300ER型ではわずか5席のみの設置で、後方の普通席とは比べ物にならない優雅な空間です。
専用チェックインカウンター、ダイヤモンド・プレミアラウンジ、優先搭乗、手荷物の最優先返却、専用メニューでの食事提供。

ゆったりとしたリクライニングシートは左右の目を気にせずに済むように仕切りが付属していて、前方に備え付けられたコンソールでプライベートなひと時を満喫できるでしょう。

ANAのプレミアムクラス

ANAはプレミアムクラスとしてプラス7,000円でチケットを販売しています。

チケット区分はプレミアムクラス、ビジネスチケット、普通席と早割など。
プレミアムクラスでは航空券の購入、搭乗手続き、手荷物の取り扱いなども専用のカウンターで行うので、利用者の総数が少ないために待機時間は発生しません。
専用の検査場、優先搭乗でチェックインすると、プレミアムクラスの専用ラウンジが乗客を待っています。

ゆったりと確保された空間には自由に使えるデスクやソファ、カウンターが十分に設置されており、ドリンクサービスもあるので時間を気にせずに過ごせるでしょう。
搭乗後はリクライニングできる大型の座席で、ひとりひとりに綿密なサービスと食事が提供されます。

基本的に機内で出てくる料理は限定メニューで、プレミアムクラスの魅力の中でも大きな要素と言えるでしょう。

ビジネスクラスのサービス内容

国内線ではビジネスクラスに準じるクラスとして、JALが「クラスJ」を設置しています。
普通席プラス1,000円で座席をランクアップできるので、利用客からも人気が高いようです。
カウンターなどは普通席クラスと一緒ですが、座席は普通席よりも幅が18センチ広く、さらに前後のシートピッチは平均97センチまであり、レッグレストで足のむくみや疲れを軽減できます。

サービスされる飲み物の種類も普通席より多いので、選ぶ時に迷えるのもクラスJの楽しみのひとつと言えるでしょう。

エコノミークラスの中にも格差がある

通常の座席、エコノミークラスは利用者が最も多く、その反面座席の密度が高いのでどうしても空間やサービスの品質は低下します。
チェックインカウンターや手荷物検査場では行列は必然ですから、早め早めの行動が肝要です。

また、座席の手配についても早期に抑えるほどいい席を確保できる可能性が高まりますから、旅行会社との契約そのものもなるべく急いだほうがいいでしょう。

エコノミークラスの良い席とは、混み合う路線の場合は出入り口に近い前方の座席で、空席の多い路線の場合は後方の窓側の座席という見方が一般的です。
もちろん好みによって座席の評価は異なると思いますが、予約のタイミングが早いほど人気の座席を割り当てられる確率が高まることは確かでしょう。

旅行に行こうかなと思い立ったならば、なにはともあれすぐに旅行会社にご相談なさるようにしてください。