山陰は冬の隠れ名所!? 鳥取をめぐる冬の旅行スポット3選
山陰鳥取と言ったら、日本最大の砂丘を日本人ならば最初に思い浮かべるでしょう。
砂丘は夏、という先入観はありませんか?
一面の砂の向こうに海原が広がる風景は、確かに夏の青空の元で最高のコントラストを見せてくれます。
そのため鳥取観光を夏に計画する方が多いのですが、実は冬の鳥取には知られざる魅力が数えきれないほどあるのです。
一度行ったらまた体験したくなる冬の鳥取を、3つのスポットを巡ってご紹介します!
【鳥取砂丘】砂丘を彩る冬のイベント
鳥取砂丘は砂像コンテストなどでも有名な場所です。
南北2.4㎞、東西16㎞の面積を誇る良質な砂でできた環境ですから、規模の大きな作品を作りたい砂像アーティストにとってはわくわくするような風景なのではないでしょうか。
冬の鳥取砂丘では、澄んだ冬の空気を有効活用したイベントが開催されます。
■鳥取砂丘イリュージョン
2015年の開催期間は12月12日(土)から12月27日(日)でした。
年によって開催期間が多少前後しますが、基本的にはクリスマスにかかるように会期が設定されるようです。
2015年のテーマは「和で彩る輪の空間」ということで、イルミネーションと巨大砂像の饗宴が独特の世界観を体現しました。
イリュージョン開催中には、もう何度も砂丘には行ったというリピーターの観光客でもちょっと驚くような鳥取砂丘を楽しめまるはずです。
点灯時間は毎日17:30から22:00と決まっています。
スケジュールを組む際には消灯時間に十分注意して下さい。
【高津漁港】砂丘から海岸線を西へ! 鳥取市気高町の海岸へ
鳥取市気高町高津にある高津漁港では、毎年1月中旬に行われる「トンドウ」という歳神祭りが名物となっています。
4メートルから5メートルにもおよぶ円錐形の焼代に火を入れる様式の珍しさから、2007年に国の重要無形民俗文化財として指定されました。
前年の歳神様を送り、新しい歳神様をお迎えする儀式そのものがこのイベントの意義です。
他の土地では見られない文化に触れる貴重な機会となるでしょう。
■酒津のトンドウ
開催時期は毎年1月中旬となっており、2016年は1月9日から10日というスケジュールです。
1日目の朝8時ごろからトンドウを立て、垢離(こり)取りが14時ごろから。翌日2日目の5時ごろからトンドウに火が入ります。
交通はJR山陰本線「宝木駅」から徒歩15分ほどの立地なので、車がない方でも安心です。
【境港】松葉ガニを楽しむ鳥取名所
新鮮な魚介類を楽しみたいならば漁港がいちばん!
鳥取県「境港」は日本有数の漁港で、松葉ガニを楽しめるランチメニューの豊富さには定評があります。
お土産に購入するならば「境港さかなセンター」に行くことをおすすめします。
漁港の直轄であるおさかなセンターなら良品の見分け方のアドバイスも期待できるはず。
境港の人気ランチのお店をピックアップします。
魚山亭
お食事処日本海
御食事処弓ヶ浜
お食事処さかゑや
味処美佐
特に魚山亭はカニと一緒にハサミが出てくるような豪快なメニューが人気です。
お店によってカニの造り方にも個性がありますから、あちらこちらと実際に食べて比べてみるのも良いかもしれませんね!
このほかにも、鳥取には100年以上続く地酒の老舗蔵元があったりと、見落とされがちな名所がたくさんあります。
実際に冬の山陰を訪れたならしっかり目を凝らして探してみて下さい。
冬の景色の中で、思わぬ暖かいもてなしを受けられるかもしれませんよ。